“歳だから仕方ない”は本当か?年齢と痛みの関係


「先生、これってやっぱり歳ですかね?」

よく聞くフレーズです。腰が痛い、膝が曲がらない、肩が上がらない——そう言って来院される方の口から、まるで合言葉のように出てくるこの言葉。

正直に言えば、私はこの言葉を聞くたびに、ちょっとだけ切なくなります。

本当に「歳だから」仕方ないのでしょうか?

たしかに、年齢を重ねれば身体の変化は出てきます。関節の可動域が狭くなったり、筋肉が落ちたり。だけど、それは“絶対的な衰え”とはちょっと違うように思うのです。


経年劣化ではなく、未整備のまま時間が流れただけ

ある程度の年齢になって、身体のあちこちに痛みが出てきた時、多くの人は「もう年だから」と言います。でも、若い頃の無理やクセが、積もり積もって今になって表に出てきただけ、というケースもとても多い。

つまり、「年を取ったから痛くなった」のではなくて、「整えてこなかったから痛くなった」んです。

これはちょうど、メンテナンスされてこなかった機械のようなもの。手入れをすれば、まだまだ現役で使えるはずのものも、放っておくと不調が出る。人の体も、まさにそれと同じではないかと思います。


年齢に抗うのではなく、“整える”こと

年齢に「逆らう」必要はないと思っています。だけど、年齢に「従う」必要もありません。

今からでも、変えられることは山ほどあります。実際、治療に通ってくださっている70代の患者さんの中には、マラソンが趣味になった男性もいます。「楽しくなっちゃって」と笑って話してくれる方もいます。体重もずっと減ってスリムになって。もちろん走って傷めることはありますが、それは年のせいではないです。

私は、そういう瞬間に立ち会えるのが何よりうれしい。


「年齢=痛み」という思い込みを手放してみませんか

年を取ると、できないことが増える——そんな風に思い込んでいませんか?

でも、もしかしたら、それはただの“思い込み”かもしれません。体は、思っているよりずっと柔軟で、回復力を秘めています。年齢ではなく、“整える意志”があるかどうか。その違いで、未来は大きく変わります。


おわりに:あなたは、まだ変われる

もし、今どこかに痛みがあって、それを「もう年だから」とあきらめかけているなら。

ちょっとだけその考えを脇に置いて、「まだ、やれるかもしれない」と思ってみてください。

整えれば変わる。整えれば動ける。整えれば、人生はもう一度、動き出します。

私たちは、そんな「変われる」を応援したいと思っています。


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