【院長コラム】続・アレルギーについて

こんにちは。アレルギーについての続きです。

この記事を書いている昼休みに、タイムリーなニュースが飛び込んできました。

「アトピーのかゆみ改善の新薬発表!!」まさに今日書こうと思っていた内容に関係が深い。さて、本文です。

結構、鍼灸院ってアレルギーの患者さん多いんですよ。

何故って?それは理由があるんです。。。大体の方はまずは病院に行きますよね?で、病院で頂く薬で良くなる人と良くならない人。良くならない人が鍼灸院に来ます。

病院がダメ・・・って言いたいわけじゃなくてですね。ここに非常に重要な理由があるわけです。なんで薬が効く人と効かない人がいるの?・・・体質??

いや、体質も関係はしますけど、アレルギーを段階で分けると、初期の人には効く薬があって進んでいくと、効かせる薬があまりないということなんですね。

分かりやすく言うと、

「ステロイド」を処方されている段階までいっていると、病院では、少しお手上げに近い状態なんです。そういう方が鍼灸院に来ます。はたまた、私は薬が効いたよ!という方は、抗ヒスタミン剤などだったりします。

これは抗ヒスタミン剤が非常に良い薬だということではなくて「ヒスタミン」が炎症の元になっているケースだからヒスタミンを抑えれば良くなるということです。

難しい??

実は、アレルギーというのは「炎症」というものが起きているわけです。

鼻の中の粘膜に炎症が起きていれば、「鼻炎」

のどの気管支に炎症が起きていれば、「気管支炎」

皮膚の下の皮下組織に炎症が起きていれば、「皮膚炎」

ね?「炎」ってついてるでしょ?これ炎症の「炎」です。アレルギーで起きていれば、アレルギー性鼻炎、アレルギー性気管支炎、アレルギー性皮膚炎、と名称が変わります。さぁ、話は戻ります。

この粘膜の部分に「脂肪細胞」が多いんですよという話は前回しましたよね。

この脂肪細胞に、IgE抗体がくっつくと・・・

脂肪細胞は、炎症の元になる起炎物質である「ヒスタミン」や「インターロイキン」などを放出します。この絵のように。このヒスタミンがかゆみの原因であれば、ヒスタミンを抑える薬である「抗ヒスタミン剤」が効きますよね。

インターロイキンが原因であれば、このインターロイキンを抑える薬が効くわけです。今回のニュースも、アトピー性皮膚炎の起炎物質であるインターロイキンを抑える皮下注射の話でした。

じゃー、その薬を出してもらえばいいじゃん。となるわけですが、では、何故ステロイドが出されている方がいるのか・・・?まずはステロイドの話からしましょう。

ステロイドは、抗ヒスタミン剤などとは全く別物の薬です。起炎物質に対する薬ではなくて炎症そのものを抑えてしまう薬なんです。

抑えて「しまう」んです。抑えて一時は楽になるから良さそうな気もしますが炎症には、一連の流れがあって、」

① 組織を一度壊して、修復しなおすこと。

② 不必要な物質を外に流し出してしまうこと。

ここまでが炎症の工程です。つまり、アレルギーの原因となるハウスダストやらダニやら花粉やら(アレルゲン)が体内に入り込んでいるのなら、それを外に出すことも炎症の一つの工程です。その工程をも止めてしまうんで、一時、炎症によるかゆみや痛みが治まっても薬が切れたら、その時にまだ体内にアレルゲンが残っているわけです。そしてまた炎症が始まる・・・の繰り返しなわけです。

だから本当は、病院だってステロイドなんか出したくないわけです。だってその場しのぎだもの。そんなことは分かってる、重々承知なわけです。

それでも出す。何故か?

もうヒスタミンが、とかインターロイキンが、原因の炎症じゃない段階にまで進んでいるわけです。アレルギーによる炎症状態が長引くと、脂肪細部やらTh2細胞やらが、「好酸球」という白血球の一種を呼び込みます。

この好酸球が非常に組織を壊しまくってしまうのですね。(といっても、悪いやつではないんですが…)実は好酸球って、自律神経の「交感神経」が興奮するとより多く出てくるんですね。この交感神経の興奮を何とかしないと、好酸球は減らないんです。壊しまくるんです。

ここへのアプローチが薬では難しくて、で鍼灸の登場となるわけです。

長くなりました(笑)読んで頂きありがとうございます(^_-)-☆

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