ケガをせず走り続けるために、大切なこと

2023年3月、初めてのフルマラソン完走後も走った方が調子が良いので、走り続けてランニングが習慣になりました。そのうち、色々な大会がある事を知り、秋のマラソン大会にエントリー。

マラソン大会は主に秋~初春に行なわれるんですね(北海道マラソンは8月末だったり、100キロなど超長距離を走るウルトラマラソンなど例外もあります)。次回の目標は、多くの市民ランナーが完走の次に目標とする、サブ4(4時間以内にゴール)にしました。

昨今は季節感がなく、春も夏もないような暑い日が続いたので、朝早くもしくは夜しか走れない時期が長く続きました。私は朝走りたいので、いかに早起きして走るかが勝負。特に真夏は走る時間がどんどん早くなって、一時は5時台に走っていました(結構、その時間に走っている人いるんですね)。

そうち、8月から月間走行距離200キロを達成。1日平均7キロ弱を走っている計算です。初心者は距離を伸ばせば(踏めば)、自然とタイムは速くなるといわれます。そのため、計画的なトレーニングなく、「ただ長く走っていた」だけで、フルマラソン2回目にはサブ4を達成しました。

しかし、月200キロという距離は疲労が蓄積し、ケガのリスクが上がるといわれるボーダーラインと言われているんです。もちろん、元々の身体の強さや年齢によりますし、月200キロ以上走る市民ランナーも沢山います。また、女性は男性よりも、膝などの関節の不調が早く出やすいんです(女性が40歳~訴えが多くなるところ、男性は50歳~)。

全力走行で膝の痛みを感じるようになり、テーピングでの予防や鍼灸やマッサージをしながら走っていました。練習も計画的に行なう必要があると考えました。脚に筋肉をつけて、心肺を強化するような練習を取り入れつつ、当院で体幹トレーニングを担当するトシ先生に相談。

まずは、身体の使い方、筋肉の張り方、関節の動きの確認。そして必要な筋トレのアドバイス。日々、自主筋トレを行なうこと数週間。徐々に、走った時の膝の痛みが軽減し、翌月のレースでは、途中で足が辛くなることもなく、3時間30分台でフルマラソンを走り切りました。

巷には筋トレの情報はあふれていますが、「○○筋を鍛える」といっても、その筋肉のどこを鍛える必要があるのか、どう鍛えればいいのか、それは実際の身体の使い方がわからないと無駄な努力をすることになるのかもしれない、まさにオーダーメイドが重要だと実感した出来事でした。

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