ホラー映画好きのトシ先生が、独断と偏見で診断と鑑別をした「ホラー映画で学ぶ東洋医学」シリーズ。
前回ジェイソンさんを紹介したので、今回は過去にタッグも組んだ「エルム街の悪夢」から「フレディ」さんです。
彼は夢に出てきてジワジワ襲ってくる嫌な奴。彼にも不幸な生い立ちはあるんですが、正直同情はできません。
洋画ホラーの有名人第二弾はこの方を鑑別していきましょう。
フレディさんは比較的ホラー映画では珍しく、感情の起伏が激しくて、怒ったり喜んだり、感情がコロコロ変わります。
五行で言うと、「心(しん)」に関係がありそうです。
「心」は「こころ」や「心臓」に関係があるので、動悸や息切れ、感情、情緒の不安定さだったりさらには、不眠や沢山夢を見てしまったり(多夢)、睡眠にも影響してきます。
あれ? 睡眠というと・・「エルム街の悪夢」、
フレディさんはもしかして、「心」を悪くする元凶・・・?
この方は悪魔と契約していて、幽霊などの類ではないので東洋医学では「邪気」「外邪、外因」に関係しているかもしれません。
外邪でも「不内外因」に近そうです。「不内外因」とは生活、環境の乱れや悪化から体調に悪影響をもたらす要因とされています。
フレディさんは、人の夢に現れては襲い、眠る事に恐怖を抱かせて、不眠にして、精神的にも肉体的にも疲弊させる厄介な外邪なんですね。
現代社会でも、仕事や家庭のストレスで疲れ切った人には「フレディ」さんが心に住みついてるかもしれません。