気温も上がって、陽も延び、春を感じる季節になりました。
治療院にある梅の花も満開です。
さて、東洋医学では春は「肝」の季節。
春は、様々なものが芽生えます。
そのため、「肝」は、草木がのびのびと成長していくような性質を
持っていると考えられており、例えて、「将軍の官」と言われています。
肝臓にはたくさんの仕事がありますが、
特に大きなものが「血を蓄える」こと。
血は、熱や栄養素を含むので、肝を弱らせたり、滞ってしまうと
体に多くの影響がでてしまいます。
例えば、頭痛、頚肩の痛み、筋肉の強張りや
目の症状(赤み、疲れ、痛み、眩しい、など)、
爪の症状(薄くなる、割れるなど)
めまい、梅核氣(喉のつかえ・違和感)、
イライラしやすくなるなど。
栄養不足や貧血で、必要な血が足りない方に加え、
激しい運動や筋トレ、肉体労働などで、
身体を酷使される方も影響が出やすいです。
では、どうするか。
根詰めずに適度に発散すること、何事も過剰にしすぎないことです。
そもそも気温や天気が不安定な春は、身体の調節機構も大忙し。
活動量も増えて疲れやすくなります。
せかせかしすぎず、少しずつ動き出しましょう。
身体を整えたいという方には、鍼灸治療おすすめですよ^^
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