1,健康づくりのための身体活動・運動の推進
2023年厚生労働省が発表した、
ご存知でしたか?
「健康日本21」聞いたことがあるかもしれませんが、
2023年(令和5年)その第3次が発表されて、「健康寿命を延ばそう」と推進している政策です。
長時間の坐位活動、デスクワークやテレビやスマホを見る動作への、
生活習慣病の発症リスクが挙げられています。
出来ることなら、30分~1時間での姿勢変化、休息が必要と推奨もされ、
運動量の計算方法
運動するにあたって、指標となる運動指数が、
身体活動の強度を現わした指数
「メッツ」 運動の強度(メッツ) × 運動時間(時)
厚生労働省は、週平均23メッツ以上の運動を推奨しています。
1メッツを安静時として、
約1.5メッツ以下 パソコン作業、携帯、スマホ、など動かない活動
約2メッツ 簡単な家事活動など家での動く活動
約3メッツ 散歩、ウォーキング(1時間)など外での活動
約3.5メッツ 自重を使った筋力トレーニング
約6メッツ 筋トレ(ウェイトトレーニング)などの高強度トレーニング
成人の推奨運動量
成人の場合3メッツ以上の身体活動、運動を週23メッツ以上行なうことを推奨しています。
1,1日60分以上のウォーキングなどを毎日。(約8000歩以上に相当)
2,息が弾み、汗と各程度、(ジョギングは7メッツ毎時に相当)を週60分以上行なう
3,筋力トレーニングを週2~3日行う事。(ウェイトトレーニングは6メッツ。自重は3.5メッツ相当)
個人差はありますが、以上の項目のどれかを行なうのが望ましいとされています。
1回で1時間できなくても、毎日の積み重ねで大丈夫です。
高齢者の推奨運動量
高齢者の場合3メッツ以上の身体活動、運動を週15メッツ以上行なうことを推奨しています。
1,1日40分以上のウォーキングなどを毎日。(約6000歩以上に相当)
2,サーキットトレーニング(有酸素、筋力、バランス運動など組み合わせたトレーニング)
3,筋力トレーニングを週2~3日行う事。(無理のない加重、自重トレーニングなど)
体力があれば、成人と同じ量を目標としても良い。
こどもの推奨運動量
子供の場合は幼児期、学童期、とありますが、
基本として、遊びを通しての身体活動を毎日60分ほど推奨しております。
部活や地域のクラブ活動をしている場合、
週2日以上の休養と、平日では2時間、休日では3時間の運動を推奨しておりますが、
思春期、成長期の場合、疲労や痛みを基準として、オーバーユース(使い過ぎ)には注意が必要です。
15歳以下では、骨の成長が著しく、高強度なトレーニング(強いウェイトトレーニング)
などは推奨されてなく、自重を使ったトレーニングや、有酸素を中心としたトレーニングを
行なうようにしましょう。
勉学の時間もありますが、1時間~1時間半に1度は立ち上がる、坐位姿勢を変えるなど、
する方が良いとされています。
まとめ
運動することにより、
成人、高齢者では生活習慣病による死亡率の低下、
こどもでは、体重の管理、発育等に影響があるとされています。
個人差は大きいですが、ケガに気をつけて、
短期間の努力より、長期的な継続を目的として、
適度に行なうようにしましょう。